鉛活字時代の製作機器が揃っているほか、世界最初の活字印刷機、グーテンベルクの印刷機(複製)や、明治・大正期に活躍したマリノニ型輪転機など、今ではほとんど見られなくなった新聞製作機器を目のあたりにすることができます。国産日本語ワープロ1号機・東芝「JW-10」も展示。
資料関係は新聞の起こりといわれる幕末期の新聞から明治・大正・昭和・平成へと移りゆく新聞の歴史を時代別に、時にはその時代を反映する事件を中心に、急速な近代国家を目ざした日本の歴史そのものを垣間見る展示となっています。
言論人コーナーでは、明治・大正・昭和三代にわたって活躍した徳富蘇峰や、大阪毎日新聞の中興の祖といわれる本山彦一、城戸元亮、言論の朝日新聞の基礎を築いた池辺三山、鳥居素川、広告の電通の創始者・光永星郎、ボーン・上田賞を生んだ電通の三代目社長上田碩三、日本新聞協会初代会長の清浦奎吾ら熊本出身ジャーナリストを顕彰。
このほか、明治期の新聞創始者や新聞文化賞受賞者、新聞漫画コーナー、号外コーナー、広告の変遷コーナーもあります。
また、新聞・図書閲覧室も付設し、全国紙のほか主な地方紙や新聞関係図書も約2千冊揃えています。パソコンによるインターネット検索もできます。企画展示コーナーでは2ヶ月に1回程度、特別展示を実施。